豊島区のスマイルユウが行ってきた施工事例の詳細ページです。陸屋根や屋上などの実際の写真や工事内容をご覧頂けます

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豊島区目白Hビル 防水工事/天井補修 ウレタン塗膜防水 密着工法 フッ素トップコート

屋上・陸屋根 所在地 豊島区目白 建物構造 RC造 築年数 35〜40年
工事履歴 不明 費用 約45万円 工期 1ヶ月
工事箇所
施工方法 ウレタン塗膜防水 密着工法 フッ素トップコート
工事詳細 【調査結果について】
築40年が経過し前回の工事時期や工事内容の履歴が不明で現在下階に雨漏りもしています。
部分的な補修で対応されていた状態でしたが、今回は完全に防水改修をする以外に方法がありません。

少しでもコスト削減を検討し既存防水層は全撤去ではなく脆弱防水層の部分補修をした上に防水改修をしました。
トップコートには高耐久なフッ素コートを使うことで10年メンテフリーとなります。
清掃などの維持管理を適正に行い防水層が長持ちするでしょう。

【工事詳細】
◆防水工事
高圧洗浄 10~15Mps程度
入隅シーリング ノンブリードウレタン
ウレタン防水/平場/フッ素TP 密着/クロス無し/2㎜
ウレタン防水/立上り/フッ素TP 密着/補強クロス/2㎜
ウレタン防水/架台/フッ素TP 密着/補強クロス/2㎜箇所
ドレン補修 タールエポ・シール処理
◆大工工事
養生
天井解体
天井貼り替え(ソーラトン) 一部

【作業内容の説明】
※高圧洗浄は、防水面に付着している汚れを10~15Mps程度の水圧で洗う作業です。
※既存防水層脆弱部撤去・補修は、経年劣化により傷んでいる防水面を部分的に撤去する作業です。
※入隅シーリング ノンブリードウレタンは、平場と立上の接続部が下地の動きにより防水層が切れない為の作業です。

工事内容詳細

漏水被害箇所

【室内天井漏水被害】
漏水による蓄積された天井裏の雨水が天井の下地を腐食させ、その結果天井に穴が空いてしまいました。

漏水被害箇所

天井を補修するためにも、まずは漏水被害箇所のちょうど上の階にある防水層を改修して雨漏りを完全に止める必要があります。

1円を守る価格・見積書
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施工前:奥側

下階のルーフと廊下を兼ねている防水層になり洗濯機やテラス屋根の支柱基礎などの障害物があります。
庇屋根が付いていますが3~5階くらいの中低層建物の特徴である地上の土ほこりがルーフ場まで舞い上がり凹やドレン周りに堆積しています。

施工前:階段側

奥側と同様に平面には土ぼこりの堆積がところどころあります。
凹凸は不陸調整を行い平滑に仕上げることで土たまりが改善できます。
また、建物の柱付け根部分がとても狭いのでしっかりと防水施工することが大切になります。

施工前:笠木側

庇支柱の基礎に防水を巻き込む施工としています。
支柱基礎と立ち上り端末部には水が流れる隙間がありますが、基礎と基礎の間に土ほこりが堆積しています。
不陸勾配調整を行い流れを改善します。

高圧洗浄

防水面は平面なので汚れが付着しやすく、完全に汚れを除去してから防水を行うことは防水材の密着性を高めるために不可欠な作業です。
防水施工を行う上で大切な工程の1つが高圧洗浄です。

洗濯機置き場

近年の共同住宅の洗濯機置き場は、室内やバルコニーに置き場がありますが、この建物は共用廊下のルーフ上に置き場があります。

洗濯機一時撤去

置き場も専用の架台ではなくブロックを置いた状態なので、防水工事の際にはブロック架台も撤去して防水をする必要があります。

脆弱部の剥がれ

既存のウレタン防水層が剥がれています。剥がれている内部を見るとコンクリートの下地ではなく緑色の塗膜が確認できます。
おそらく経過年数より何度か塗り重ねを行い密着性能が失われた可能性があります。

 

脆弱部撤去補修

脆弱防水層を撤去しウレタン材を欠損部で埋め補修します。
断面を平滑に均した後に補強クロスを貼ります。

脆弱部補修+補強クロス

脆弱補修をした部分は既存防水層との接合部となり後に密着部が破断しないようにクロス補強を行います。

プライマー塗り:平場

全体にムラ無くプライマーを塗ります。
プライマーはウレタン主材と下地とを完全接着させるバインダー効果を得るために必要不可欠な工程になります。
後に剥離する原因の一つが下地との密着不良などがあるので大切な施工になります。

プライマー塗り:立上り

プライマーは密着性を高める接着剤のような役割があります。
防水材だけでは密着力が弱く、下地面にそのまま防水材を塗ったとしても、すぐに剥がれてしまいます。
プライマーを使い密着性が高めることで、防水材が剥がれにくくなり、防水本来の性能や耐久性を発揮します。

プライマー塗り:基礎周り

立上り同様に垂直面となり密着性が弱いとウレタン防水層の重みにより浮いたり剥がれたりするリスクのある部位です。
プライマーを使い密着性が高めることで、防水材が剥がれにくくなり、防水本来の性能や耐久性を発揮します。

補強クロス貼り

手摺基礎や立上り部は長期的には挙動(動き)が加わり割れや亀裂が入りやすいので補強クロスで割れを防止します。

補強クロス貼り

ウレタン一層目の前に補強クロスを入れてウレタン材で固定をします。
注意点としてはクロス材は平らな素材に対して立ち上がり端末な出隅入隅と形状が変形しているので、しっかりとウレタン材で接着させないと浮き部が空洞となります。
しっかりと密着させることが大切になります。

ウレタン主材塗り:平場

ウレタン防水主材を規定塗布量を塗ります。
平場の防水仕様は、ウレタン防水/平場/フッ素TP+密着/補強クロス無しとします。
1層目で1mm+2層目で1mmの計2mmの塗膜厚さを塗ります。
不陸凹凸なく均一にローラー塗りとします。
材料は平場用のレベリングタイプを使用しますが平滑に均すことが大切になります。

ウレタン主材塗り:立上り・架台

平場と同様にウレタン防水主材を規定塗布量を塗ります。
立上りの仕様はウレタン防水/立上り/フッ素TP/密着/補強クロス/2㎜とします。
塗膜厚さを確保する為に立ち上がり専用材を使用します。

通行用ベニヤ仮設:通路

防水をする場所が共用廊下などで日中は防水作用をしても朝夕は居住者さんが帰宅し通路として歩行をするので仮設通路を養生合板を加工し敷きます。

通行用ベニヤ仮設:下部

仮設通路ように加工した合板の下には20㎜程度のビスが出ていて、ウレタン防水材の硬化完了までの間に通行する為に、防水層と通路間に空間を設けて着かないようにして、後にビス接点の孔部の補修を行います。

入隅シーリング

立上りと平場の動きを緩衝する目的で入隅に三角断面のシーリングを打ちます。
ウレタン防水層の厚みも均一に保つ施工がしやすくなります。

ウレタン主材塗り:立上り

平場と同様にウレタン防水主材を規定塗布量を塗ります。
立上りの仕様はウレタン防水/立上り/フッ素TP/密着/補強クロス/2㎜とします。
層目で1mm+2層目で1mmの計2mmの塗膜厚さを塗ります。
塗膜厚さを確保する為に立ち上がり専用材を使用します。

トップコート塗布:平場

フッ素コートを使用するので10年間メンテフリーになります。
ウレタン防水主材を規定塗布量を塗ったあとにトップコートを塗ります。
ウレタントップコートの場合には5年を経過したらトップコートの塗り替えが防水保証の条件となります。
今回は長期保護が可能なフッ素トップコートで安心できます。

トップコート塗布:立上り

ウレタン防水主材を規定塗布量を塗ったあとにトップコートを塗ります。
トップコートはウレタン防水層を自然環境の風雨や太陽光の熱や紫外線から保護をする効果があります。
トップコートの性能が失われると次に防水層の劣化が始まるのでとても防水工事にとってとても重要な最終工程となります。

トップコート塗布:架台基礎

架台基礎も同様にウレタン防水主材を規定塗布量を塗ったあとにフッ素トップコートを塗ります。
フッ素トップコートはウレタン防水層を自然環境の風雨や太陽光の熱や紫外線から保護をする効果があります。

トップコートの性能が失われると次に防水層の劣化が始まるのでとても防水工事にとってとても重要な最終工程となります。

ウレタントップコートの場合には5年を経過したらトップコートの塗り替えが防水保証の条件となります。今回は長期保護が可能なフッ素トップコートで安心できます。

洗濯機置き場復旧

架台ブロックを防水層が傷つかないように注意し再設置しました。

通行用ベニヤ撤去 / 撤去跡防水処理

仮通路部分の穴を見落とさないようにテープでマーキングをして一つひとつウレタン補修を行います。

通行用ベニヤ撤去 / 撤去跡防水処理

仮設通用用として設置したビス付き合板を撤去後に設置部の孔跡補修をします。
ウレタン主材塗り+フッ素トップコート塗りをします。

トップコート完了:奥側

トップコート塗りが完成したら全体を再チェックします。
ウレタン層の不陸凹凸やトップコートの塗りカスレなどがないかなど、お引渡しの前に当社の厳しい施工基準にて完了検査を行い、お客様にも確認をしていただきます。
細部までしっかり確認後、周囲の清掃をして工事の完成です。

トップコート完了:階段側

塗りムラや塗り残しが無いか再確認をします。

トップコート完了

トップコート完了

ドレン周りと笠木側の架台周りも不陸凹凸調整を行いウレタン防水層を塗ることで周囲にしっかりとした勾配が保たれ水の流れが良く定期的な清掃をして頂くことで泥だまりが発生を防ぎ防水層の適正な維持が可能となります。

漏水跡天井補修:内装

雨漏れが無いことを確認します。

漏水跡天井補修:内装

防水工事が完了し雨漏り完全に直りました。漏れてていた天井部分を剥がしして新たに仕上げボード貼りを行います。

漏水跡天井補修:内装完成

天井の仕上げ貼り替えが完成しました。
屋上防水が完全に改修されたことで、今後は雨が降るたびに雨漏れの心配をする必要がありません。

調査結果と報告書を提出

防水層の診断結果を弊社の調査ガイドラインに沿って、防水層を調査し報告書と状況写真をご提出します。
防水層の劣化状況が正確に解りメンテナンスの必要性の有無が判断できます。

工事完了報告書を提出

お引渡しの後に工事完了報告書と工事保証書を提出させて頂きます。
工事後も安心してお住まい頂けますよう保証内容や細部までしっかりと施工をした状況が確認できます。
お引渡し後でも何か気になることが御座いましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。